リアルタイムでサイト売買!買い手に嬉しい「ラッコマーケット」を紹介

5秒でサイトが売買できる「ラッコマーケット」とは?

ラッコ株式会社が運営するサイト売買サービス「ラッコM&A」の姉妹サービスとして、リアルタイムでサイト売買可能なプラットフォーム「ラッコマーケット」が2022年4月19日にリリースされました。

「ラッコマーケット」は短時間での取引にこだわっており、買い手側としては欲しいサイトがあったらすぐに購入してそのまま利用でき、売り手側も即時掲載可能で時間をかけずに売却できるようになっています。

そして、サイトの販売金額にも仕様上制限が設定されていることから、比較的安めのサイトが掲載されていたり、手数料の仕組みもラッコM&Aとは異なっていたりと、また別のプラットフォームとしての認識を持つのが良いでしょう。

本記事では「ラッコマーケット」のサービスに関する紹介と、「ラッコM&A」の違いと併せてどのような人が利用に向いているかなどを解説していきます。

ラッコM&Aとの違い

先述した通り、ラッコ株式会社の運営するサイト売買サービスには「ラッコM&A」と「ラッコマーケット」の2種類があることになりますが、それぞれサービスに違いがあります。

公式サイトでは下記のように一覧で公開されています。

項目ラッコマーケットラッコM&A
利用料(売却)成約金額の15%無料
利用料(購入)無料成約金額の5%(または55,000円の高い方)
本人確認売却:必須購入:なし任意(推奨)
SMS認証なし任意(推奨)
取り扱い案件WordPress構築のWEBメディアWEBサイトECSNSアカウントアプリ等を軸にしたオンラインビジネス
掲載制限(ドメイン/サーバー管理)ラッコドメイン/ラッコサーバー必須(1サーバー契約1ドメイン管理)なし
掲載金額制限1万円~50万円なし
案件登録時の入力項目数4件(URL・価格・案件名・カテゴリ)30以上(説明文記載箇所複数あり)
掲載審査なし(規約に反するサイトは後日取り下げ)あり
売却可能性が著しく低い案件の掲載あり(低単価案件の取り扱いができるため)なし
掲載にかかる時間即時掲載1日以内(土日祝日を除く)
売却先選べない選べる
交渉なしあり(売却先決定に至るまで複数名と並行)
契約書締結なし(利用規約同意)あり
エスクローなし(リアルタイム譲渡のため必要なし)あり
サイト移行・検収なし(リアルタイム譲渡のため必要なし)あり
支払方法カード決済・PayPal・銀行振込(ラッコポイント決済)銀行振込
取引にかかるリードタイム(売却先決定後)なし(決済と同時に取引完了)数日~1カ月(案件次第)
無料弁護士相談(契約書作成)なし(契約書作成がないため)あり
WEBサイトリアルタイム譲渡利用可能(対応案件のみ取り扱い)利用可能(任意)
サイト移行代行なし(リアルタイム譲渡のため必要なし)あり
参考:ラッコマーケット公式サイト

特に注目すべき点としては、「手数料」「取り扱い案件」「掲載金額」の3つになると思われます。

まず、手数料の違いとして「ラッコM&A」は売り手はすべての手数料が無料で、取引成立時に買い手側にのみ手数料がかかるというものでした。

しかし、「ラッコマーケット」では逆になっており、売り手側に手数料が発生するようになっています。

そして、「ラッコM&A」ではWebサイトのほか、Youtubeチャンネルやアプリなどの取引が可能でしたが、「ラッコマーケット」で取引できるのはWordPressで作られたWebサイトのみに限定されています。

最後に、「ラッコマーケット」は最大50万円までのサイトしか売買できません。
買い手側からすれば安く仕入れるのであれば非常に便利ですが、売り手側からすると、手数料に加えて、売却価格に制限があるため、利益が減ってしまうというデメリットがあります。

このような違いがありますため、目的に応じて使い分けていくことが必要でしょう。

では、「ラッコマーケット」を利用するメリットとデメリットについて、次から解説していきます。

ラッコマーケットのメリット

通常のサイト売買では、買い手と売り手間でのやり取りだったり、サイトの情報を提供するために多数の項目を入力しなければいけなかったりと、基本的には手間のかかる作業が多くあります。

また、サイト売買サービスで掲載されているものの多くは数十万円からと価格帯が多く、安いサイトというだけで敬遠されることも少なくはないでしょう。

「ラッコマーケット」のメリットとしては、このようなサイト売買のデメリット無しに利用できることが主となっていきます。

面倒な交渉・手続きが不要

サイト売買を行う際、価格交渉や購入後のサポート有無など、やり取りが必要なことが多いです。

早ければ数日で終わるものの、お互いの考えがマッチしなかったり、要望があったりすると、交渉だけで長引いてしまい、結果的に売買が成立しないというケースもあるでしょう。

また、売り手としてもページビューや収益の状況などの情報を掲載前に入力する必要があり、その後に審査が完了してからの掲載となるので、すぐに売りたくても多少の時間と作業が必要です。

ラッコマーケットの場合、交渉なしで売買が成立できるので、面倒な手間を一気に省くことができます。

また、掲載時に入力が必要な項目もURLと価格設定のみであるため、手軽に掲載することが可能です。

安価で取引可能

ラッコマーケットは価格の制限を1万円から50万円までと定めていますが、売り手としては収益のないサイトでも売ることができるというのは大きなメリットでしょう。

通常のサイト売買サービスでもは利益が少ない・もしくはゼロのサイトを安く売却することは可能ではあるものの、売り手・買い手ともにうまみの無い取引となりがちです。

その理由として、取引手数料は販売価格の数%と設定されているものの、最低5万円や10万円という限度があるところも多く、販売価格に対して買い手が支払う手数料が割高になることがあります。

このことから取引が成立しにくかったり、手数料分を減額されたうえでの成約といった形となって売り手側の利益が少なくなってしまったりという状況になってしまうため、安値で取引することはお互いにメリットが少ないです。

ラッコマーケットの場合、より安価に設定することもでき、先述したメリットのように交渉なしで取引が成立できるため、収益のないサイトでも売却できる可能性が高くあります。

買い手の立場で考えると「質の悪いサイトを掴んでしまうかもしれない」という懸念もあるかもしれませんが、そもそもそのまま運営できるサイトを買いたいのであれば、「ラッコM&A」を使う方が良いでしょう。

コンテンツだけを買うためであったり、サテライトサイトとして流用するためと考えれば、安価で売られていることは、買い手にとってもメリットになります。

ラッコマーケットのデメリット

デメリットとしては、利用条件があることとWordPressで作られたWebサイトしか販売できないという選択肢の狭さの2つが挙げられます。。

売り手側に手数料がかかるということもありますが、その場合は「ラッコM&A」に掲載することで回避できます。

すぐに売りたいという考えではなく、できるだけ売却による利益を得たい場合は、このように使い分ければ良いでしょう。

そのため、デメリットとしては上記の2つになります。

ラッコインフラの利用が不可欠

ラッコマーケットを利用するためには、「ラッコサーバー」と「ラッコドメイン」の利用が必須条件になります。

現在他社のレンタルサーバーでサイトを運営していた場合は、移行しない限りラッコマーケットで売却することはできません。

ただ、サーバーのスペックとしては申し分なく、他社で使用していたドメインを移管すればラッコドメインを利用する形となるため、条件を満たすハードルはそこまで高くないと思われます。

売買自体はスムーズにできるものの、他社サーバーの場合は移行作業が必要になることは理解しておいてください。

WordPressで作られたメディアしか取引できない。

もう一つのデメリットとしてWordPressで作られたメディアのみが対象となっています。

ムーバブル・タイプ(Movable Type)など他のCMSで作られたサイトや直接HtmlやPHPで作られたサイトなどを売却したい場合は、WordPressで作り直すか、「ラッコM&A」で取引する必要があります。

また、「ラッコM&A」ではSNSアカウントやアプリなどの取引も可能でしたが、ラッコマーケットでは取引できません。

交渉なしでスピード感のある取引を行うためには仕方のないことだと思われますが、もし利用を考えているのであれば、上記ラッコインフラの利用条件と併せて、WordPressでのサイト構築を進めるようにしてください。

ラッコマーケットに合っている人は?

通常のサイト売買サービスとは多少異なる「ラッコマーケット」はどんな人に合っているのか、買い手と売り手のそれぞれの立場で考えると、次のような人にぴったりのサービスであると思われます。

買い手売り手
・サイトを安く買って育てたい人
・SEO用にサテライトサイトが欲しい人
・サイト購入が初めての人
・売却先にこだわらない人
・早く手間なくサイトを売りたい人
・サイトの収益がない人
・他のサービスで審査落ちしてしまい、サイトが売れない人
参考:ラッコマーケット公式サイト

買い手側では、やはり「安くサイトを購入できることにメリットを感じる人」が特に合っています。
価格も安いものが多いことから、これまでサイトを購入したことのない人が試しに購入してみるために利用するのも良いでしょう。

また、サイト制作の作業を一気に短縮したい人にも適したサービスです。
一からサイトを作るにしても、サーバーを借りる手続きや記事をある程度の量作っていかなければならないため、すでに出来ているサイトを安く買ってテコ入れしていく方が当然楽になります。

売り手側の場合は「とにかくサイトを売りたいという人」が合っています。
特に、他のサービスでは掲載できないような収益性ゼロのWebサイトでも、ラッコマーケットであれば価格は安いものの、売却できる可能性もあります。

サイトを運営しているだけでも月々のサーバー費用などのランニングコストはかかってしまうので、利益を出す目途がなければ、なるべく早く手放してしまうというのもひとつの手です。

そして、どちらの立場でも言えますが、「やり取りが面倒な人」はラッコマーケットを利用するのが得策です。

先述しましたが、やり取りが長引くほどお互いに面倒になって、取引が成立しないこともありえるので、その心配がある場合はラッコマーケットで取引してしまった方が良いでしょう。

サイトを安く仕入れて高く売る

なるべく費用をかけずに、いちからサイト運営をしようとする場合、ユーザーがサイトに流入するまでは半年から1年くらいかかることになります。
その間、レンタルサーバーの費用などランニングコストがかかってしまい、サイトを作って売るにしても、十分な利益が見込めない可能性は大いにあります。

しかし、ラッコマーケットを活用すれば、「安く買ったサイトを自分で育てて、高く売る」ということが簡単にできるようになります。
すでにサイトとしての形は出来ているものを買えば、流入させるまでの作業時間を一気に削減できます。

サイト購入後には十分な流入や利益が出せるコンテンツを追加作成し、今度は「ラッコM&A」で高く売ることができれば、より多くの利益を得ることも不可能ではありません。

ラッコマーケットを仕入れ先、ラッコM&Aを売却先というように上手に使い分けてみるのも良いのではないでしょうか?

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