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個人ブログも売買できる?
サイト売買サービスや法人間の事業譲渡として行われる取引などから、売買されるサイトというものは非常に大規模なものというイメージがあるかもしれません。
しかし、昨今ではアフィリエイトを目的としたり、ただ自分の持つ情報を趣味として発信したりという個人も少なくはなく、個人運営のブログも多くあります。
では、このような個人で運営されている小規模~中規模程度のブログでも売買することはできるのでしょうか?
実際にはさまざまな価格帯で取引されており、現在では個人ブログの売買は活発なものとなっています。
本記事では個人に向けたサイト売買に関する情報から、そのほかにどのようなものが売れるのかといった補足に加え、注意点なども併せて解説していきます。
個人ブログを売買するメリット
サイト売買の基本的なメリットとしては「売却できれば、まとまったお金が得られる」ことや「出来上がったものを購入することで、サイト構築にかかる時間・作業を一気に短縮できる」といったものが挙げられます。
このメリットは個人・法人問わず、共通してあるものですが、個人ブログを売買するメリットとしては、次のようなものがあると思われます。
- ブログの購入・売却をサイクル化して稼ぐことができる
- サイト売買に関するノウハウを得られる
まず、①の売買サイクル化について、個人の場合は大規模サイトを用意する必要があまりありません。
数千万~数百万の大規模サイトを購入して、利益が出るまで運営を維持するといった投資に近い方法や、逆に自身でそこまでの規模のサイトを作って売るという方法を取れば大きく稼げる可能性はありますが、個人で行うのは到底不可能でしょう。
そのため、個人がサイト売買で稼ごうと考えるのであれば、小規模~中規模のブログを売買して細かく稼ぐ方法が適切であり、身動きの取りやすい個人ならではの方法だと言えるでしょう。
そして、②に関しては、サイト売買を何度か繰り返していく中で、「どういった方法を取れば、購入したサイトの利益改善ができたか」や「サイトを売却するためにはどのような情報・交渉が必要か」といったようなノウハウがそのまま自身の資産になっていきます。
すべて個人で行うことになるので、ノウハウの蓄積量は非常に多くなるでしょう。
個人ブログの売却相場
サイト売買の基本的な相場は「利益の12ヶ月~24か月分」とされており、個人ブログにおいても同じ基準で考えられます。
ただし、流入数が多い・今後も一定の利益が続くと考えられるジャンルで運営されているブログであれば、24か月分以上の価格になることもあります。
また、利益が出ていないブログでも売却できていることがあります。
良質な記事が多かったり、きちんとPV(ページビュー)を集めていたりすれば、その点が評価されて売却することも可能です。
ただし、相場から算出することができないため、5万円~10万円程度と高値にはなりません。
実際にどのようなサイトがいくらで取引されているか、サイト売買サービスを運営している「ラッコ株式会社」の記事で実例とデータが公開されています。
こちらも参考にしてみて、自分のサイトにどれくらいの価格がつくのかを推測してみてはいかがでしょうか。
参考:【ブログ売却の相場】1,050事例の分析データとブログ売買事例14選
売れるブログの特徴
無料ブログサービスのアカウントは制限があることもありますが、売却するだけであれば、どのようなブログでも可能です。
ただ、売れやすさや値段は変わり、良質なブログほど高値がつき、売れやすくなります。
では、どのようなブログであれば、良質と考えられるのでしょうか?
売れるブログで共通する特徴について詳しく解説していきます。
コンテンツの質が高く、一定数の流入がある
良質なコンテンツで検索上位を獲得し、サイトに一定数の流入があると売れやすくなります。
利益があまり出ていなくとも、アフィリエイトブログ形式にしたり、Googleアドセンスなどの自動広告を設置したりすることで収益の改善が見込めるため、多くの流入や高品質のコンテンツがあることは基盤がしっかりしているものとして評価されます。
逆に流入はあるものの、被リンク集めやワードサラダ形式のコンテンツなど「ブラックハットSEO」と呼ばれる手法を取っているサイトは成約しにくいとされています。
これは今後検索エンジンのコアアルゴリズムアップデートで順位が大幅に下落する恐れがあり、それに伴って利益が減るリスクもあるためです。
もし流入がイマイチでも、ドメインパワーの問題で順位が上がっていないといった可能性もあるため、基本的にはコンテンツの質を高めることを意識しておくのをおすすめします。
安定した売上が継続している
一時的なトレンドで利益を上げているサイト・ブログよりも、安定して利益を上げられている方が高値で売却しやすいです。
急激に利益を上げたサイトでも売却できないことはありませんが、利益が出る期間が短いと考えられるため、相場となる「12か月分~24か月分」から鑑みて、12ヶ月分程度の価格に落ち着いてしまう可能性が高いです。
ただし、詳しくは後述しますが、専門性が高いジャンルの場合、売上が安定していても敬遠されることがあります。
金融や美容などの「YMYL領域」は専門性・権威性が重視され、買い手に知識がなければ運営が難しいジャンルです。
そのため、「運営しやすいジャンルで、安定した売上のあるサイト」がベストであると理解しておいてください。
長く運営されている
長期運営ができているブログはそれだけの認知度・運営ノウハウがあるものとされ、評価が高くなります。
それだけドメインも育てられ、検索上位も取りやすくなっていることから、利益以外の基準で評価されて高値になることが期待されます。
目安としては定まっていませんが、5~10年続いているブログであれば、ある程度の評価が得られるでしょう。
とはいえ、きちんと運営し続けていることが重要です。
もし放置した状態が長ければ、逆に検索エンジンからの評価も下がる恐れがあり、買われにくくなってしまいます。
ひとつのジャンルに特化しており、運営しやすい
複数のジャンルを取り扱う「雑記ブログ(雑記サイト)」と、ジャンルを絞って運営する「特化ブログ(特化サイト)」の2種類がありますが、特化型の方が高値になりやすいです。
SEO対策でもジャンルを絞ることで専門性・権威性を高められ、順位評価に優位に働くためです。
加えて、運営者の知識・経験に依存しない、簡単なジャンルであるとより良いです。
専門知識が必要なジャンルは更新作業にも手間がかかり、専門家による監修などを頼むとコストもかかってきます。
例えば、「VOD(動画配信サービス)」や「旅行」などはわかりやすく、利益の出やすいジャンルとして人気となっています。
このようなジャンルに特化したブログを作り、売却するのが良いでしょう。
個人でサイト売買する際の注意点
次に個人がサイト売買するときにはどのような点に注意する必要があるのかを解説します。
買い手となった場合のみの注意点はなく、買い手と売り手両方で注意すべき点と、売り手となる際の注意点が2つありますので、覚えておいてください。
直接の取引はトラブルのもと
サイト売買を行う際は基本的に仲介サービスや仲介会社の利用をおすすめします。
仲介手数料が取られてしまうことを気にするかもしれませんが、直接取引しようとすると大きなトラブルに発展するリスクがあります。
まず、直接取引だと支払いと受け渡しのタイミングがズレることに問題があります。
例えば、お金を支払ったのにサイトの受け渡しが行われない・サイトの受け渡しを行ったのに代金が支払われないといったようなトラブルがおこることは少なくありません。
サイト売買サービスなどの仲介を通した場合、運営元や仲介会社が一時的に代金を預かり、すべて完了したあとに代金が売主に渡されるといった「エスクロー形式」で執り行われるため、上記のようなトラブルが起こることはありません。
また、直接取引の場合は交渉もすべて行わなくてはいけないため、より時間がかかったり、取引成立に至らなかったりといったこともあります。
このようなリスク・デメリットの大きさを考えれば、仲介手数料を支払ってでもより安全かつ確実に取引できるサイト売買サービスや仲介会社を利用した方が良いでしょう。
【売り手】検討材料になるデータは正しいものを
次に売り手の場合ですが、売却したいサイトの流入状況や売り上げなどは正確なデータを提出するようにしましょう。
データの内容によって買い手側は検討することになるため、誤った情報では取引がうまく進みません。
見栄えを良くしたいという気持ちで数値を少し上乗せして掲載しようと思うかもしれませんが、万が一その状態で成約してしまった場合、こちらもトラブルの原因となってしまいます。
Googleアナリティクスとの連携によってデータを表示させたり、売り上げの根拠として、例えばアフィリエイトサイトであればASPの売り上げ状況の画像データを添付するなどして、データの正確さを高めるとより効果的です。
トラブルを避け、買い手・売り手ともに満足のいく取引になるよう、掲載するデータは正しいものにするよう、心がけてください。
【売り手】売却時には税金に注意
サイトを購入した際は税金がかからず、その後に収益が発生した際に税金の計算が行われますが、売却時には取引が成立して代金を受け取った段階で税金が発生します。
基本的には「譲渡所得」に該当し、サイトの運営期間によって税率が異なります。
運営期間は利用しているサイトのドメイン取得から計測され、下記のように変わります。
- 売却するまでのサイト所有期間が5年を超えている場合:「長期譲渡所得」となり、所得税15%が発生する
- 売却するまでのサイト所有期間が5年以内の場合:「短期譲渡所得」となり、所得税30%が発生する
また、サイトの売却を継続的に行っている場合は、その取引行為自体が事業とみなされ、「事業所得」となることもあります。
どちらに該当するのか、金額はいくらかわからないといった場合には税理士に依頼したり、税務署に確認したりするようにしてください。
個人ブログを売買するのにおすすめのサービス
ブログを売買する際におすすめとなるのは「ラッコM&A」と「A8M&A」の2つになります。
「ラッコM&A」ではWebサイトのほか、アプリやSNSアカウントなどさまざまなものが取引されており、また価格帯も安いものから高いものまで幅広くあります。
売却手数料も無料であり、売り手としては使用する候補に入れたいプラットフォームと言えるでしょう。
また、WordPress製のサイトに限りますが、購入する際は姉妹サービスの「ラッコマーケット」も併用するのがおすすめです。
こちらは逆に買い手側が手数料無料となり、また小規模サイトが多く掲載されているため、これからサイトを育てたい・移植用にサイトごと購入したいと考える人には便利なサービスです。
売却手数料 | 購入手数料 | 取り扱い |
無料 | 成約額の5% (最低55,000円) | Webメディア アプリ アカウント各種 Webサービス |
成約数・掲載数No.1!使い勝手も抜群のサービス
サイト売買プラットフォームとしては非常に高い成約率を誇り、業界では成約数No.1(2021年以降)となっています。
個人規模から法人規模まで幅広く掲載されており、アプリやアカウントなども売買可能!
姉妹サービスの「ラッコマーケット」を活用すれば、安く買ったサイトを育てて、ラッコM&Aで高く売って稼ぐことも不可能ではありません。
そして、「A8M&A」もWebサイトやSNSアカウントなどを取引できるプラットフォームで、個人運営のサイトが多くなっています。
SNSアカウントやアプリなどの掲載もありますが、運営元がASPであることから関連するアフィリエイトサイトが中心になっている印象です。
価格帯も比較的安く、「ラッコマーケット」で見つからなかったサイトがあるかもしれないと、補完的に使用しても良いかもしれません。
売却手数料 | 購入手数料 | 取り扱い |
無料 | 直接:成約額の5%(最低55,000円) 仲介:成約額の10%(最低55,000円) | Webメディア アプリ SNSアカウント など |
有名ASPのサイト売買プラットフォーム!掘り出し物が見つかるかも?
大手アフィリエイトサービスプロバイダー(ASP)の「A8」が運営するサイト売買サービスです。
個人規模のブログやアフィリエイトサイトが多く掲載されており、安価なサイトも少なくありません。
複数のサイト売買サービスで調べて、より良いサイトを見つけたいと考えるときに活用するのも良いでしょう。
個人こそサイト売買を活用しよう
収益の出ないサイトや、運営に手が回らなくなって放置してしまっているブログなど、そのままにしておくのももったいなく、残しているだけでもサーバー費用などのコストはかかってしまいます。
しかし、使い方によってはそのようなサイトでも有効活用可能であり、需要も無いわけではありません。
また、これから副業としてアフィリエイトサイトを始めよう・ブログを趣味にさまざまな情報を発信しようと思っても、準備に時間がかかり、途中で断念してしまうということもあるでしょう。
サイト売買は買い手・売り手ともにメリットがあり、個人でも利用できるものですので、活用していくことをおすすめします。