Webサイト(ホームページ)の管理・運用で重要なことは?効果的な運営におすすめのサービス

Webサイトで管理が必要なもの

Webサイトは一度作ったらそのままでも問題はないというものではなく、定期的な「サイト管理」が必要です。

管理を怠った場合、サイトが表示されなくなったり、トラブルが起きた際に対処できなかったりというような、大きなリスクが生じます。

そのため、管理が必要とされているのは、次のようなものとなっています。

  1. サーバーやドメイン、SSL証明書などの環境周り
  2. WordPressなどCMSのバージョン
  3. バックアップなどセキュリティ関連

では、それぞれの項目について、どのような管理になるのかを詳しく見ていきましょう。

サーバーやドメイン、SSL証明書は都度の更新が必要

まず、サーバーやドメインはサイトを運営するのに環境として必須であり、都度の契約更新が必要なものになります。

契約更新を忘れると、当然サイトは表示されなくなり、ドメインについては手放すことになるため、再度取得できなくなる可能性もあります。

SSL証明書の更新はサーバーやドメインに比べるとそこまで致命的にはなりませんが、SSL化されていないことで順位が急に下落したり、セキュリティソフトによっては閲覧できないユーザーも出てくるため、なるべく更新漏れのないようにしたいものになります。

CMSのバージョンは環境に併せてアップデートする必要がある

次に、WordPressなどのCMS(コンテンツ管理システム)を用いている場合、そのプログラムのバージョンアップデートが必要になります。

ただ、常に最新版にアップデートすれば良いというものでもなく、サーバーのスペックによってはアップデートできない・もしくは追加機能としているプラグインとの関係からアップデートすることで機能しなくなるといった可能性があるため、都度確認しながらのアップデートを行わなければいけません。

では、アップデートせずに使い続ければ問題ないのかというとそうではなく、古いバージョンのままでいると攻撃される可能性が高まったり、サイトが最適化されていないために検索順位が落ちたりといったデメリットの方が目立つようになります。

そのため、アップデートはなるべくする方向として、できない場合はサーバーのプランやサービスの変更、最新バージョンに適したプラグインの導入を検討していくことになります。

バックアップなどは自動で行える体制がベスト

最後に、バックアップなどのセキュリティ関連についてですが、これは何かトラブルが生じた際の対処として管理が必要となります。

例えば、バックアップを取ったのが数か月前であり、いざWordPressのテーマやサイト外観の編集時にミスでサイトが表示されない・崩れてしまったとすると、数か月前のバックアップからやり直すことになります。

レンタルサーバーによっては自動バックアップ機能がついているところがありますが、多くが有料のオプションであり、基本的には自分でバックアップを取ることを意識しておかなければいけません。

ただ、手動で行うためにそれだけバックアップの取り忘れやバックアップバージョンの取違が起こるリスクも大きくなることが考えられるので、自動もしくは専門家に任せられる体制を整えておいた方が安全でしょう。

Webサイトの運用とは?

「サイト管理」は基本的にサイトを運営するために必要不可欠なものをメンテナンスすることであるのに対し、「サイト運用」とは、より良いサイトにするために行うものになります。

例えば、検索順位を上げるためにコンテンツを追加・更新するといったSEO対策や、Googleアナリティクスなどの分析ツールを用いてサイトの流入状況を調べ、その中でボトルネックとなっているページに内部リンクを設置して回遊を促すというような、サイトを改善するための行動は「サイト運用」の範疇です。

ほかにもユーザーが使いやすいようにデザインを調整したり、WordPressであればテーマを変えたりといったことも「サイト運用」に関わるひとつとなります。

サイト管理と異なり、運用しないことでWebサイトが使えなくなるといったことにはなりませんが、より多くのユーザーに利用してもらうことを目的に効果的な施策を行っていくのがサイト運用であると理解しておきましょう。

Webサイトの管理・運用で重要なポイント

「サイト管理」は不可欠なもの・「サイト運用」はサイトをより良いものにするために必要なものとなりますが、両方に関係して重要なポイントがあります。

特に担当者に任せきりにしたことで誰も管理できなくなってしまったり、管理・運用コストが膨れ上がってしまったりというような問題も少なくはありませんので、きちんとポイントは押さえておきましょう。

それでは、Webサイトの管理および運用を見直していく中でどのような点に注意していけばいいのか、解説していきます。

外注と内製それぞれのコスト・必要な作業を確認しておく

サイトの管理や運用は担当者を用意して内製化(インハウス)するイメージが多いかもしれませんが、外注化することも可能です。
この場合、コストについてはきちんと比較したうえで、どちらの方法が良いのかを考えておきましょう。

内製化した場合は担当者の人件費がそのままコストとなるため、月々数十万単位での費用が発生します。
管理・運用以外の業務に携わることになると思われますが、そこまでリソースを必要としないのであれば、コストパフォーマンスで考えると悪くなってしまいます。

外注化した場合は作業内容にもよりますが、月数千円から数万円程度で抑えることができます。
その代わり、対応可能な範囲を超えて作業してもらうことはできず、必要に応じてさまざまな外注サービスをお願いしなければならないという、外注業者を管理する手間が発生します。

内製化するか・外注化するかは、管理および運用に必要な作業は何かと、それに割けるコストはどれくらいかをしっかりと確かめたうえで判断するようにしましょう。

属人化はなるべく避ける

専門の担当者をつけてサイトの管理・運用を任せておけば、より広範囲の作業に対応してもらうことができたり、外注サービスに比べてコミュニケーションが取りやすいといったメリットがあります。

その分外注化するよりもコストがかかることに加えて、作業内容が「属人化」してしまう危険性もあります。

例えば、担当者がWordPressで構築したサイトテーマのカスタマイズを行っており、それぞれ呼び出すテーマファイルが独自の構成をしていると、別の担当者に変わった際に、構造を理解するまで多大な時間を要する恐れがあります。

ほかにも、バックアップデータの管理場所など情報共有が漏れていると、いざ担当者が休暇で動けないといった状況でトラブルが発生した際に何も対処できなくなってしまったりといったことも考えられます。

また、外注化した際にも丸投げにするのではなく、どのような作業を行っているのかは把握しておいた方が良いでしょう。

サイトの管理・運用においては属人化することによるリスク・デメリットが大きいため、なるべく属人化は避けることをおすすめします。

運用目的は明確にしておく

主にサイト運用に関わるものですが、どういった目的で運用していくのかは明確にしておきましょう。

サイトへの流入を最大限にすることを目的とするのであれば、必要な担当者および外注サービスは「SEOに関する知見・経験があること」が条件になります。
サービスの中にはコンテンツ制作など、運用面を請け負ってくれるところもあるため、複数の業者に依頼するよりはひとところにまとめて依頼できる方が効率的でしょう。

ECサイトであれば商品の管理なども必要となるため、商品ページの切り替えなどは内製で行うことが必須となり、外注化は管理周りのみと、それぞれの作業範囲を絞ることになります。
この場合、基本的な管理は自社で行うため、外注する際はサイトデザインの改善やトラブル対応などに対応してくれる業者が最適になります。

目的によって必要な人材・サービスが異なるため、サイトを運用していくにあたって目的をはっきりとしておくようにしておきましょう。

Webサイトの管理・運用におすすめの外注サービス

Webサイトの管理や運用を外注化する際、それぞれに特化したサービスを選ばなければいけないというイメージがあるかもしれません。

その理由として、サイトの保守管理についてはそれを専門とするサービスが必要となり、運用面に関してはSEO業者やホームページ制作会社に頼んだりといったことが多いためです。

その中で「サイト引越し屋さん」では「WordPress保守管理サービス」というサービスを提供しているほか、オプションによって運用面の対応も可能となっています。

最安のライトプランでは24時間365日のサイト監視や復旧対応など、管理に必須の内容をリーズナブルな価格で提供しています。

また、スタンダードプラン移行は公開済みのコンテンツに対してテキストの修正や画像の差し換えなど、手間がかかる細かな作業の対応も行ってくれるうえ、別途料金にはなりますが、新規コンテンツ制作やSEOコンサルまで受けることが可能です。

「サイト引越し屋さん」でも自社メディアを運営しているためにSEOの知見も深く、また自社記事の形で作業内容も公開されているので、どのような作業を行っているのかを把握しやすいというメリットもあります。

加えて、サーバー移転に関わる相談および移転作業の代行なども請け負っているため、サイト運営に関係する一通りをお願いすることもできます。

サービスの質だけでなく、広範囲に渡ってサイト運営の助けになるサービスとして、管理・運用両方の面でおすすめのサービスだと言えるでしょう。

下記記事では「サイト引越し屋さん」の保守管理サービスについて、詳しく紹介していますので、併せて参考にしてみてください。

▶WordPress運用の保守管理をおまかせ!サイト引越し屋さんの新サービスを紹介

サイト引越し屋さんWordPress保守管理サービス


ライトプランスタンダードプランプレミアムプラン
5,500円11,000円16,500円
対応内容対応内容対応内容
管理面管理面+一部修正管理面+一部修正+PR

サイト運営のあらゆる悩みに対応してくれる!

WordPressのアップデートや24時間365日の監視、定期的なバックアップなど管理面に必要な対応を行ってくれます。
さらに別サービスとして、ドメインの移管やサーバーの引越し、WordPressへの移行などWebサイトの運営に関するあらゆることを代行してくれるものもあります。
一社にまとめてお願いできるため、より効率的にサイトの管理・運用を進めることができるでしょう。

サイトの管理と運用は相互に関係するもの

Webサイトの管理体制を整えていくと、自ずと運用面も多少改善されていきます。
逆に運用体制から整えたとしても、目的に対してサイトのスペックが不足してしまい、管理体制に目を向けることになります。

そのため、サイト管理と運用は一度にまとめて見直すことになりがちです。

ただ、内製化する場合は担当者を採用したり、または人材育成をしたりと時間がかかるだけでなく、コストとしても外注化するよりもかかってしまう可能性の方が高いです。

まずは外注化できないかを確認し、その中で必要なコストをかけていく方が効率的だと思われます。

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