アフィリエイトサイトは売買で人気?その理由とおすすめのM&Aサービスを紹介

アフィリエイトサイトがサイト売買で人気の理由

WebサイトやWebサービス、昨今ではSNSアカウントなどを取引する「サイト売買」で特に人気なのが、アフィリエイトサイトの売買です。
通常のサイトなどと異なり、収益の基盤があるほか、運営自体もそこまで難しくないというのもその理由のひとつです。

またサイト売買のプラットフォームもかつてに比べれば増え、購入したアフィリエイトサイトの収益を向上させて高く売れるうちに売ってしまい、確実な利益を得るという手法を取る人もいます。

では、アフィエイトサイトの売買が人気となる理由について、詳しく見ていきましょう。

収益化しやすいから

通常のブログだと、アフィリエイト広告に誘導するためにコンテンツを書き換えたり、検索ワードに引っかかるよう調整したりと、収益を出せる形にするまでにさまざまな調整が必要です。
ほか、ASP(アフィリエイト・サービス・プロバイダー)への登録や掲載に向けての審査など、購入して即座に収益化するということもできません。

アフィリエイトサイトとして運営されていたのであれば、元々のコンテンツもそのためのものであるため、広告の見直しや訴求する文言を変えるだけでも収益改善の効果は期待できます。

また、ASPのアカウントごと引き継ぐ形であれば、その際に利用していた広告の「特単(特別報酬単価)」も引き継くことができる場合もあり、自身で一からアフィリエイトサイトを立ち上げるよりも手早く、効率的に進めることが可能です。

ライターがいれば継続的に運営できるから

アフィリエイトサイトの形式上、コンテンツによる集客・広告商品への誘導というものになります。
そのため、特殊な機能を使用していることも少なく、サービスで収益を立てているわけではないので、きちんと情報を発信してアフィリエイト広告へ誘導できるライターさえいれば運営できる可能性が高いです。

もしライターがいないとしても、自身でコンテンツを作成できるジャンルであれば、外注コストをかけることなく、より利益を上げることもできるでしょう。

ただ、逆に独自機能があるサイトだったり、専門性が高すぎるサイトであった場合は売り主のサポートや作成できるライターが必須となってしまうため、後々運営に支障が出るリスクがあります。
収益が多く出ているアフィリエイトサイトであっても、最悪自力で運営できないようなサイトを購入するのは控えた方が良いかもしれません。

また、売り手としても同様に、買い手が運営しにくいと感じるサイトは人気が出ずにいつまでも買ってもらえないという状況に至ることもあります。

サイトの売却を最終的な目的として考えるのであれば、買った人が運営しやすい作りのサイトにすることをおすすめします。

利益が出るほど手放すときに高値で売れるから

サイトを売買するときの基本的な相場は、「サイト運営で得た利益の12~24か月分」と収益に左右されます。
つまり、平均的に高い利益を出せるサイトほど、売却時には高く売ることができる可能性があります。

アフィリエイトサイトはすでにある程度の収益基盤があり、広告の報酬単価がより高いものに差し替えたり、流入のあるコンテンツジャンルを拡張したりと、ただの日記ブログなどに比べると、収益を上げるための方針がわかりやすいというメリットがあります。

そのため、アフィリエイトサイトは「サイトを安く買って、利益を上げたら高く売る」という戦略が取りやすいサイトであると考えることができます。

どうして利益の出ているサイトを売るのか?

疑問に思う人もいるかもしれませんが、利益があるサイトをどうして手放してしまうのでしょう?

Webサイトは基本的に運営・管理が必要で、完全に放置しておくということはできません。
広告が終了すれば差し替えなければいけなかったり、情報を更新しなければいけなかったりと、ある程度の作業が常に発生します。

また、Googleのコアアルゴリズムアップデートなど検索エンジンの変化が起これば、大がかりな対処が必要になることもあります。

このように、運営にかけるリソースに対して得られる利益とサイトを売却して得られる利益を天秤にかけた結果、手放してしまおうという判断に至ることは少なくありません。

アフィリエイトサイトを購入して運営するのであれば、今後関係してくることだと思われますので、売却理由についてもお伝えしていきます。

運営に手が回らない

Webサイトを売却する理由として特に多いものですが、サイトの運営に手が回らないということはよくあります。

例えば、サイト運営を担当していた人が離れてしまい、引き継いで運営するにしても知識・経験がないといったことから、売却してしまおうといったシチュエーションが多いです。
他にも、独自機能やカスタマイズが多く、対応できるエンジニアがいないことから、今後トラブルが起きた際に対処できなくなるリスクを回避するために手放すといったことも考えられます。

アフィリエイトサイトとして効率的に運営していくには、ジャンルへの深い理解はもちろんのこと、SEOやマーケティングに関する知識やサイトの機能面で対応できる能力がある程度必要です。

もし、アフィリエイトサイトを購入する際には、運営にかけるリソースは現状十分かを考えて購入するようにしましょう。

広告終了などによるモチベーションの低下

アフィリエイトサイトの主な収益源はASP(アフィリエイト・サービス・プロバイダー)から提供される「アフィリエイト広告」になります。
ただ、出稿している広告主が取り止めにしてしまうと、そのアフィリエイト広告も終了となり、報酬は発生しなくなります。

Googleアドセンスなどの自動で配信される広告もありますが、アフィリエイト広告に比べると非常に少なく、収益源とするには多大な流入が必要になるため、収益の軸とするには難しいです。

そのため、最も収益を出している広告が終了してしまうと、サイトの利益も激減し、運営していくモチベーションも低下しがちです。

先述した通り、運営にはある程度のリソースも必要であるため、広告終了時には差し替えなどの修正作業が発生します。
その差し替えた先の広告でなくした分の報酬を取り戻せるかどうかもわからないため、それなら売却しようと考えるのだと思われます。

アルゴリズムアップデートによる大幅な順位下落

検索からの流入を主とするWebサイトを運営している人にとっては悩みの種だと思われますが、一定のペースで検索エンジンのアルゴリズムは更新されていきます。

特定の検索ワードには専門性や権威性が重視されたり、検索時に意図しないサイトの記事が上位にあれば正したりといった目的で行われるのですが、その影響で急にサイトの順位が大きく下落してしまうといったことがあります。

特に顕著なのが「YMYL領域」と呼ばれるジャンルで、金融系や美容系の検索ワードは専門性がより重視される傾向があります。
そのジャンルでアフィリエイトサイトを運営していた場合、アップデートの影響で、これまで表示されていた検索ワードで順位が大幅下落した・もしくは表示すらされなくなったという事例は少なくありません。

ペナルティではないので、改善を続けていればいつかは回復できるかもしれませんが、その分の作業時間をかけるよりも別の方法を取ろうといった考えから手放すこととするのでしょう。

売買するならどんなアフィリエイトサイト?人気サイトの特徴

アフィリエイトサイトであれば、どんなサイトでも人気というわけではありません。

買い手としては「管理のしやすさ」と「安定した利益が出ること」を重視するため、売る場合にはその目的に適している必要があります。

それでは、実際に取引されているアフィリエイトサイトの中で、どのようなものが人気なのかをいくつか紹介していきます。

WordPressで作成したサイト

最近ではWebサイトの作成に「CMS(コンテンツ管理システム)」を利用することが多いですが、その中でも「WordPress(ワードプレス)」で作られたサイトであることが人気の条件となっています。

CMSにはWordPressのほか、「MT(ムーバブルタイプ)」や「ホームページビルダー」などさまざまな種類がありますが、機能の追加やデザインの変更には専門知識が必要になることもあり、初心者が使うには難易度が高いといった面があります。

WordPressであれば、視覚的に操作ができるほか、テンプレートやプラグインも種類が豊富で使いやすいため、サイトを購入して運営を引き継いだ後も管理がしやすいとして人気になっています。

そのため、買うとしても売るとしてもWordPress製のサイトがおすすめです。

非YMYL領域のサイトは人気

先述しましたが、アフィリエイトのジャンルには「YMYL領域」と呼ばれるものがあり、金融や美容がそれに該当します。
このYMYL領域はGoogleのコアアルゴリズムアップデートで影響を受けやすいジャンルであり、アップデート次第ではこれまで上位表示できていたページが急に検索圏外になってしまうといったこともありました。

YMYL領域のアフィリエイト広告は報酬単価も高いため、取れれば大きな利益が得られますが、最近では公式サイトが上位を占めることも多く、検索上位に食い込むのは非常に難しいです。

もし検索上位が取れたとしても、その後のコアアルゴリズムアップデートで表示されなくなってしまったというリスクも十分に考えられるため、YMYL領域のジャンルを取り扱うアフィリエイトサイトは不人気の傾向となっています。

逆に「VOD(動画配信サービス)」や「電子書籍」、「オンライン学習教材」などYMYL領域に該当しないアフィリエイトサイトは比較的安定した収益が見込めるため、このような「非YMYL領域」のサイトの方が人気が高いです。

好調なYMYL領域のアフィリエイトサイトを購入して、短期間のうちに利益を積み上げてしまおうと考えるのもひとつの手ですが、コアアルゴリズムアップデートがどのようなものになるかは実装されるまでわからないものですので、順位下落のリスクがあることを理解したうえで購入するようにしてください。

雑記サイトより特化サイト

最近のSEOでは「E-A-T(専門性・権威性・信頼性)」が重視されている傾向にあるとされ、そのことから複数ジャンルを取り扱う「雑記サイト」より特定のジャンルに絞った「特化サイト」の方がSEOでは有利とされています。

このことから、雑記サイトよりも特化サイトの方が売買でも人気が高くなっています。

また、雑記サイトの場合は自由にどんなジャンルでもコンテンツを作っていけるという手軽さもありますが、その分サイトを閲覧するユーザー層も多岐に渡るため、あまり注力していないジャンルが人気になってしまうと、急いでそのジャンルを強化しなければいけないといった作業に関するデメリットも存在します。

管理の面でもSEOの面でも、雑記サイトではメリットよりもデメリットの方が多いため、買い手としては特化サイトの方が魅力的になるのです。

なお、特化サイトであっても、先述した「YMYL領域」のアフィリエイトサイトは順位下落からの回復は非常に難しいため、同様に避けることをおすすめします。

アフィリエイトサイトの売買におすすめのサービス

アフィリエイトサイトを買う際には「なるべく安く仕入れて、運営後にどれだけ利益を出せるか」ということが重要であり、売る側としては「アフィリエイトというものを理解して購入してもらえるか」というのがポイントになると思われます。

上記の点から考えると、「ラッコマーケット」および「ラッコM&A」、そして「A8 M&A」が特に適したサービスになります。

「ラッコマーケット」は「ラッコM&A」の姉妹サービスであり、リアルタイム売買ができるという点と購入手数料がかからないという買い手向けにメリットの多いサービスとなっています。
買う際は「ラッコマーケット」を、売る際は売却手数料無料の「ラッコM&A」を利用するという使い方をすれば、売買時のコストも抑えることができます。

「A8 M&A」は有名ASP(アフィリエイトサービスプロバイダー)の「A8(エーハチ)」が運営するサイト売買サービスであり、その関係性からアフィリエイトサイトの売買が活発となっています。

安価なものから、高くても十分に仕上がっているアフィリエイトサイトが取引されているので、こちらも合わせてチェックしてみるのが良いでしょう。

ラッコM&A


売却手数料購入手数料取り扱い
無料成約額の5%
(最低55,000円)
Webメディア
アプリ
アカウント各種
Webサービス

掲載数No.1のサービス!アフィリエイトサイトの掲載も豊富

2021年以降、業界では掲載数・成約数No.1である「ラッコM&A」であれば、さまざまなジャンルのアフィリエイトサイトを見つけられます。また、アプリやSNSアカウントも購入できるので、アフィリエイトサイトと併せて活用すれば、より利益を上げることもできるかもしれません。
後述する姉妹サービスの「ラッコマーケット」と併せて、仕入れたサイトを高く売るための売却プラットフォームとして活用できるのもサービスの強みです。

ラッコマーケット


売却手数料購入手数料取り扱い
成約額の15%無料Webメディアのみ

リアルタイム取引でスムーズな売買が可能!購入手数料も無いのが魅力

「ラッコM&A」の姉妹サービスで「サイト購入」に特化しているのが「ラッコマーケット」です。
WordPress製のWebメディア”を専門に取り扱っているため、何で作られたサイトなのかを調べる手間もありません。
販売されているサイトの価格帯も1万円~50万円の間となっているので、安く仕入れやすいという特徴もあります。

A8M&A


売却手数料購入手数料取り扱い
無料直接:成約額の5%(最低55,000円)
仲介:成約額の10%(最低55,000円)
Webメディア
アプリ
SNSアカウント
など

ASPと併せて利用できるサイト売買サービス!

アフィリエイトサイトを運営するのであれば、必ずASPを利用することになると思いますが、「A8M&A」はその関係性からさまざまなアフィリエイトサイトの掲載が多いサイト売買サービスです。
こちらも売却手数料が無料となっており、ASP自体も有名であることから、そこから興味のある人が流れてくることがあるかもしれません。

アフィリエイトサイトなら利益を出すほど手放すときも高く売れる

運営を続けていくことで継続的に利益を得ていくのがアフィリエイトサイトの基本ですが、サイト売買が一般的になってきたことで、売却してまとまったお金を一度に得るということも可能になりました。

その売却の相場も、アフィリエイトサイトの運営で生まれた利益から算出されるものなので、利益を出せば出すほど、売却時には高値で売ることもできるようになります。

ただ、アフィリエイトサイトに限らず、サイト運営を軌道に載せるまでは時間がかかります。

そのため、一からサイトを作っていくよりも、ある程度できあがっているアフィリエイトサイトを買って、利益を伸ばすことに集中するというのが最も効率的な進め方でしょう。

そして、利益が増えてきたら高値で手放して、また安く仕入れる……というようにアフィリエイトを主軸とするのではなく、サイト自体の売買をメインとする稼ぎ方もひとつの戦略だと思われます。

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2024年3月19日