IP分散とは?仕組みとメリット・デメリット、おススメ業者を紹介!

IP分散はレンタルサーバーを用いたSEO対策のひとつ!

サイトを作成したのに、見に来てくれる人が少ない…」ということはないでしょうか?
検索結果の1ページめや2ページめなど、検索上位にサイトが表示されなければ、集客は難しいと思います。

サイトの集客には「SEO(検索エンジン最適化:Search Engine Optimization)」への対策が必須であり、その方法のひとつに「IP分散」というものがあります。

今回はIP分散に関する解説に合わせて、SEO対策との関係性と必要性、IP分散を行うときのやり方や注意点にいたるまでまとめていきます。

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IP分散とは?

まず、IP分散の「IP」は、IPアドレスのことを指しています。
IPアドレスとはインターネット上において、サーバーやパソコン、スマホやタブレットなどのインターネットに繋がる端末の識別に割り振られる数列で、いわゆる「住所」のような存在です。

IPアドレスは0から255までの数字が4つ、「.(ドット)」で区切られて連なっています。
例えば「172.18.244.5」や「24.144.167.1」のようになります。

そして、IP分散とはメインサイトへのリンクを貼りつけているホームページのIPアドレスを分散させることです。

では、なぜ被リンクが必要なのか。
それは、被リンクがSEO対策に効果があると考えられているためです。

IP分散とSEOの関係性

SEO対策とはGoogleなどの検索エンジンで検索した際に、検索結果上位表示されるようにホームページの評価を高める対策です。

外部サイトから被リンクを貼られるということは、そのサイトのコンテンツが他のサイト運営者からも評価されるコンテンツであるとGoogleなどの検索エンジンから評価を得られることに繋がります。
被リンク数が多いほど、信頼できるコンテンツとして検索結果も上がりやすくなるとされていたため、SEO対策として活用されてきました。

しかし、ホームページは誰でも開設できるため、サイト運営者が自分で複数のサイトを作り、そこにメインサイトの被リンクを貼るという自作自演ができてしまいます。
そのため、ホームページのIPアドレスが同じだと、同じ運営者であるとGoogleに疑われることがあり、メインサイトやサテライトサイトへのペナルティになる可能性があります。

そこで「IP分散」が重要になってきます。
IP分散によりメインサイトとサテライトサイトのIPアドレスを分散できれば、Googleから自作自演だと疑われるリスクは低くなり、SEO対策に効果が生まれるというわけです。

IP分散のやり方

IPアドレスとは端末ごとに割り振られる識別番号だとご紹介しました。
IP分散を行う際の端末とは、サテライトサイトを構築するための端末のことを示すため、ホームページの情報を記録している「サーバー」のことになります。

つまり、IP分散とはホームページごとに別々のサーバーを用意することを意味しています。

例えば、1つのメインサイトに対して、サテライトサイトを5つ開設するとしましょう。
この時、合計で6つのサーバーを用意し、IPが異なったそれぞれのサーバーでメインサイトとサテライトサイトを公開します。
そして、サテライトサイトからメインサイトへのリンクを繋げれば、IP分散された被リンクによって、メインサイトのSEO対策となるのです。

IP分散サーバーの活用

ホームページごとにサーバーを用意する、SEO対策に必要なことではあるものの、実際に行うとなると手間もコストもかかります。
そこで登場したのが「IP分散サーバーでサイトを一括管理」という手法です。

基本的にレンタルサーバーにはそれぞれ一定の範囲でIPアドレスが割り振られています。
IPアドレスの4つの数列は左から順に「クラスA・B・C・D」と振り分けられており、同じレンタルサーバーであればクラスAからCまでは同じ数列、クラスDだけが連番になるといったように割り振られます。

Googleなど検索エンジンはこのクラスCの数列をもとにIPアドレスを評価していると言われており、だからこそホームページごとに別々のサーバーを用意する必要があります。

その点、IP分散サーバーは1つのサーバーから、クラスCのIPアドレスで分散できます。
メインサイトとサテライトサイトを作成するにしても、1つのサーバー契約でIP分散ができるため。管理の手間もコストも抑えられます。

IP分散をやる上での注意点

IP分散はサテライトサイトごとにIPアドレス(サーバー)を分散させ、メインサイトの被リンク数を効率的に増やしていく、SEO対策のひとつでした。
一見するとメリットばかりに思えるIP分散ですが、いくつかの注意点があります。

中古ドメインの過去は調べておく

サテライトサイトの開設では、「中古ドメイン(オールドドメイン)」という、過去に別のホームページで使用されていたドメインがよく使用されます。
オールドドメインを使用する理由として、すでにGoogleから認識され、一定の評価を得たドメインであることから、新しくドメインを購入して育てるよりも検索結果を上げやすいとされています。

しかし、それはあくまで使用した中古ドメインが良い評価を得られていた場合です。
その中古ドメインが例えば、以前にGoogleのガイドライン違反をしていてペナルティを受けていたとすると、むしろ悪影響となってしまいます。

中古ドメインを使ってサテライトサイトを開設する際には、どのようなホームページに使用されてきたのか、そして過去にペナルティを受けていないのか、可能であれば被リンク数についても調べておきましょう。

SEO対策にはコンテンツの質が第一

Googleを始めとする検索エンジンは「ユーザーファースト」を掲げています。
だからこそ、質の低いコンテンツを提供しているホームページは評価されないようにされなければいけません。

IP分散でサテライトサイトを開設すれば、SEO対策として一定の効果が見込めます。
しかし、Googleの理念を考えると、メインサイトのコンテンツの質がそもそも低ければ、どれほど被リンク数を増やしたとしてもSEO対策の効果は出ません。

では、コンテンツの質とは何を意味しているのでしょうか。
Googleからもガイドラインが提示されており、その中からいくつかピックアップしてご紹介しましょう。

  • 記事に書かれている情報をが信頼できるかどうか
  • 独自のコンテンツや情報、レポート、研究、分析などを提供しているか
  • ブックマークや共有したくなるような興味深い内容かどうか
  • スマホやタブレットなどのモバイルでも見やすい構造になっているか

Googleがコンテンツに求めているのは「信頼」です。

情報源は信頼できるのか、運営者は確かな人物・団体なのか、内容はユーザーに認められているのか。
コンテンツの質を突き詰めていくと果てしないことになってしまいますが、まずはサイトに訪れたユーザーに有益な情報を提供することを目指しましょう。

単純に被リンクの数を増やせばいいわけではない

Google側も被リンクの数が意図的に増やされていることは既に知られています。
被リンクの数による評価への比重を軽くしたりなど、アルゴリズムが修正されてきました。

今後、「サテライトサイトのような、低品質コンテンツばかりのサイトからの被リンクは評価ではなくペナルティを課す」という変更も行われるかもしれません。

IP分散によって大量に被リンクをつけることは、かえって逆効果となり得ることを覚えておきましょう。

IP分散におススメのレンタルサーバー

IP分散を行うには、普通のレンタルサーバーではなく、専門の事業者を利用する必要があります。
海外IP・国内IPの利用によっても金額が変わりますので、プランは一通り確認しておきましょう。

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IP分散サーバーを適切に利用しよう

IP分散はあくまでSEO対策のひとつの手法であり、絶対的な正解ではありません。
サイトのコンテンツの質を向上することは当然として、IP分散だけに頼るのではなく他のSEO対策も組み合わせたりなど、環境に合わせて変化させていくことが大切です。

ご紹介した内容を参考に、ぜひIP分散も上手に取り入れたSEO対策に挑戦してみてください。

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