【MT4利用可】FXにおすすめのVPS比較!自動売買に必要なスペックでコスパが良いのはどこ?

VPSはFXの自動売買に便利

ドルやユーロなどの外貨を取引する「FX(外国為替証拠金取引)」において、自動売買の人気は未だに続いています。
そこで、自動で取引を行うために、VPS(仮装専用サーバー)を利用する人も増えてきました。

個人所有のPCやサーバーマシンでも自動売買のプログラムを動かすこ1とは可能です。
ただ、常時稼働している必要があるため、電気代などのコストもかかります。

また機器の寿命も短くなり、常に動かしていることによる騒音や発熱による問題など、リスクは非常に多くなっています。

そこで、VPSを利用することでさまざまなリスクを減らし、安定して自動取引が行うことができるため、FXでの自動売買をするためにVPSを活用する人も多いのです。

今回はFX向けのVPSを選ぶために、どのようなチェックポイントがあるのかなどを解説し、おススメのVPSを紹介していきます。

VPSを使うメリット

先にも少し述べましたが、VPSを使わずに自身のPCで自動売買をすると数多くのリスクがあります。
そのため、VPSを使うと次のようなメリットが生まれるのです。

  • 安定して常時稼働できる
  • 機器を管理する必要がなくなる
  • 十分なスペックで取引可能

その理由を解説していきますので、ぜひ参考にしてください。

安定して常時稼働できる

最初に、安定性について、例えば個人のPCで自動売買プログラムを起動していた場合、災害や工事などによる不意の停電で突如中断してしまうことがあります。

しかし、VPS上でFXの自動売買プログラムを動かしておけば、操作しているPCが急に起動終了することになっても、VPSの本体であるサーバーは常時稼働しているので、プログラムが止まることはありません。

もし、自身のPCで自動取引を運用していた場合、停電してしまえば取引も止まってしまいますし、さらにずっと稼働させておくことによって、電気代が大きくかかってしまったり、機器の寿命を縮めるというデメリットも発生します。

常に取引するわけではなくとも、自動で取引させるのであれば、VPSを通して行った方がメリットは大きいでしょう。

サーバーの管理は事業者にお任せ

次に、管理の面については、VPSは仮想上にサーバー環境を構築するため、その環境を作るためのサーバーが存在しますが、これは事業者によって管理されています。

そのため、個人PCを利用していたときと違い、機器本体の不調や問題に対応する必要がなくなるのです。

自身でサーバーマシンを所有して自動取引を行うということも可能ですが、サーバーの管理や何かトラブルがあった際のリスクは非常に大きなものになります。

こちらの記事で自宅サーバーのことについては解説していますので、併せて参考にしてみてください。

高スペック環境で取引できる

最後に、自動売買プログラムを稼働し続けるにはある程度のスペックが必要になります。
個人PCではウイルスソフトやブラウザなど、PCのバックグラウンドで動いているプログラムもあるため、実際には推奨環境のレベルを満たしていても、動作が重たくなっている場合もあります。
ですが、VPSを利用するのであれば、自動売買をするためのプログラムのみが動いている形にできるので、快適に取引を行うことができます。

さらに、仮想デスクトップを通してプログラムを操作するので、PCだけでなく、接続可能であれば、タブレットやスマホなどの別端末からもプログラムの操作ができることも。

このようにメリットが多いことから、FXの自動売買ならVPSを利用するという人が増えているのです。

FX向けVPSを選ぶチェックポイント

FX向けVPSを選ぶのであれば、重視したいポイントは次の3つになります。

  • WindowsOSであること
  • 最低1GB以上のメモリ搭載
  • 回線速度
  • 料金

この中で、OSと回線速度については特に気を付けておかなければなりません。
では、各チェックポイントについて、詳しく解説していきます。

WindowsOSであることは必須条件

FXで自動売買を行うためには「メタトレード4(MT4)」というトレード分析ソフトと、そこに組み込む「EA(エキスパート・アドバイザー)」というプログラムが必要になります。

ただ、このMT4というソフトウェアはWindowsOSにのみ対応しています。
そのため、WindowsOSの環境を提供しているVPS事業者を選ばなければいけません。

中にはWindowsOS搭載の共用サーバーというサービスもありますが、共用である以上、他ユーザーからの影響によって、MT4の稼働にも支障が出ることも考えられますので、値段は少し高くなるものの、VPSを利用するようにしましょう。

安定した動作のためにメモリには注意

サーバースペックにはCPUやディスク容量などのさまざまな項目がありますが、中でもメモリ容量はチェックしておきたい箇所です。

あまりに少ないと動作が安定せず、急な値動きに対応できなかったり、動作が重たくなって操作しにくくなることがあります。

最低でも1GB(ギガバイト)のメモリが提供されているプランを選ぶようにすれば、安心でしょう。

その代わり、ディスク容量はそこまで大きくなくても構いません。
ただし、自動売買のほかにもさまざまな使い道を考えている場合には、あまりにディスク容量が小さいプランを利用するのはおすすめしません。

回線速度はなるべく速いものを

FXの取引は、各ユーザーが価格を提示し、その中で売り買いが決まるといった「板取引」方式という仕組みで行われています。

そのため、自身が購入しておきたいと考えた価格帯での注文が出た時、それと決済できるようにリアルタイムで取引できなければいけません。

VPSを利用した自動売買の場合、その注文がすぐに行われるかどうかは、サーバーの回線速度によって決まります。

通信速度は「bps(ビット毎秒)」という単位で各サーバー業者から明示されています。
例えば、8Mbpsであれば1秒間に1MBのデータがやり取り可能で、8Gbpsとなると1秒間に1,000MBのデータのやり取りが可能になります。

ただ、各サーバー業者で提示されている回線速度は「共有」となっているので、他に使用しているユーザーが非常に多いと十分な速度が出なくなってしまう可能性もなくはありません。
回線速度が速ければ速いほど、そういった問題も起きにくくなりますので、なるべく速い(データ通信量の多い)サービスを選ぶようにしましょう。

なるべくコスパの良いVPSを選ぶ

料金に関して、VPSは通常のレンタルサーバー(共用サーバー)のプランよりも若干値段が高くなることが多いです。

だからと言って、価格の安いVPSを利用しようとすると、回線速度やサーバーの稼働が不安定だったりという問題によって、自動売買システムがきちんと機能しないという恐れもあります。

料金を惜しんで低スペックのプランにしては本末転倒になるので、価格とスペックを比べて、なるべくお得なところを選びましょう。

FX業者で使えるVPSは条件が厳しい

海外のFX業者には、VPSを無料で扱えるサービスを提供しているところもあります。
しかし、サービスを利用するにはいくつかの条件を満たさなければいけません。

その条件とは「一定額(20万~50万円程度)を口座に保持すること」と「月々で一定量の取引を行うこと」の2点になります。
これが意外とハードルの高い条件で、これまで本格的にトレードを行っていた人くらいしか条件を満たすことができないレベルです。

自動売買を行うためのVPSとしては高水準のものにはなっていますが、自動売買以外の用途としては使うのは難しく、場合によってはVPSのサービスを停止させられることもあります。

そのため、これからFXの自動売買を始めるという人は特に、国内のVPS業者を利用して、その上で自動売買を行うことをおススメします。

FX向けVPSのオススメ3社一覧表

こちらでは、WindowsOSを搭載したうえで、スペック・費用の面からおススメのVPS業者を紹介します。
特にオススメなのが「お名前.comデスクトップクラウド」、「KAGOYA CLOUD VPS」、「ABLENET」の3社になります。

簡単に一覧で見ていきましょう。

サービス名初期費用月額費用メモリ特徴
お名前.com デスクトップクラウド無料2,530円~
1.5GBMT4がインストール済
KAGOYA CLOUD VPS無料2,068円~※1GB低価格で十分なスペック
ABLENET(Windowsプラン)無料2,646円~※2GB転送量無制限
※リモートデスクトップ接続用の「RDSライセンス:1ユーザー分」を含めた金額になっています。
更新時には別途料金テーブルによる金額となります。

お名前.comデスクトップクラウドが自動売買ならベスト!

使いやすさと値段・スペックのコスパの総合的な面から見ると、「お名前.com デスクトップクラウド」が最もオススメのサーバーになります。

名称の通り、FXのMT4利用に特化したサービスとなっており、MT4も最初からインストールされているので、改めて準備に関する設定をする必要はありません。
そのため、VPSを初めて使う人には特に使いやすいでしょう。

また、お試しとして、1か月契約を非常に安い価格で利用できたり、長期で使うほど月額費用が割引となったりするため、コストの面でも優れています。
さらに本サイトからの申込であれば、各プランの初月料金に割引が適用されます!

  • メモリ1.5GB プラン:530 円~
  • メモリ2.5GB プラン:1,135 円~
  • メモリ4GB プラン:1,895 円~
  • メモリ 8GB プラン :3,205 円~

お名前.comデスクトップクラウド


初期費用月額費用SSD容量
無料2,530円~最大200GB
初期費用は全プラン無料、月額費用は最安プラン

高速回線&FX専用プランが充実しているサーバー

FXの自動売買に特化し、多くのFXトレーダに支持されているお名前.comデスクトップクラウド。
そして、回線速度も他のVPSと比べても圧巻の10Gbps!
MT4がプリインストールされており、難しい設定も不要という初心者に優しいサービスなので、 ぜひ初めてFX自動売買をするという方にお勧めしたいサービスです。

スペック重視ならABLENET!ただし更新時の料金は変わって高くなることに注意

より高いスペックを求めるのであれば、「ABLENET」のWindowsプランも非常にコスパの良いVPSとなっています。
2022年4月現在、Windowsプランのすべてにおいて、メモリが倍増となっており、初期費用も完全無料となりました。

MT4など必要なソフトウェアは自身でインストールする必要はありますが、リモートデスクトップ環境が使えるので、パソコンにまったく触れた経験の無い人でない限り、問題なく準備できるでしょう。

ただ、ABLENETの場合、更新時の料金が初回と異なる点に注意してください。

ABLENET(エイブルネット) Windowsプラン


初期費用月額費用SSD容量
無料2,646円最大200 GB
※月額・初期費用は最安プランかつ必須のRDSライセンス料金を含んだもの

MT4稼働させても安心!安定性と回線速度を誇る良コスパのVPS

24時間のFXの自動売買に対応できる、安定性と回線速度の2つを備えたサーバー。
しかも低コストで運用できるので初めての方でも安心です!
初期費用無料キャンペーンも頻繁に行われてますので、細かくチェックしておきましょう。

コスパ・別用途も見据えるならKAGOYA CLOUD VPS

とにかく値段を押さえたい・自動売買以外の使い方もしたいという場合には「KAGOYA CLOUD VPS」がおすすめです。
Windowsサーバーであるため、ゲームサーバーとしては使えませんが、WordPressをインストールしてブログ運営をしたり、共有用のファイルサーバーにしたりとさまざまな使い方ができます。

容量も大容量プランが必要になるので、MT4だけでは持て余してしまうこともあり、他の用途があるのであれば、コスパの良い「KAGOYA CLOUD VPS」を選択肢に入れてみても良いでしょう。

KAGOYA CLOUD VPS


kagoyacloud
初期費用月額費用SSD容量
無料2,068円最大200GB
初期費用は全プラン無料、※月額は最安プランかつ必須のRDSライセンス料金を含んだもの、容量は最大プランの内容

1日単位で利用可能!MT4はもちろん、様々な用途で利用できる!

MT4運用に重要な高速回線を備え、設定や管理方法が簡単なのでスピーディーな環境構築ができるカゴヤのVPSサーバー。
1日単位での利用も可能なので、FX取引以外でもおすすめのVPSサーバーです。

使い方によってプランを選ぼう

もし、自動売買以外にもVPSを利用したいと考えているのであれば、ここで紹介した事業者以外も選択肢に入ります。
VPSではゲーム用のサーバーを構築したり、通常のレンタルサーバーと同様にWordPressを導入して、サイトを作ったりもできます。

その場合、より高いスペックが必要となるため、プランを見直す必要も出てきます。
ただ、WindowsOSが提供されていない場合はFX用として使用することはできませんので、その点には注意しておきましょう。

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